2016年8月31日水曜日

ガラケからスマホへ

 私の小学校の6年時の恩師は、90歳で携帯からメールをくださいます。メルトモの最高齢者です。先日OB会があって久々に出席して、昔の上司の人たちと旧交を温めました。当時お前には手を焼いたぞという怖い上司たちが、話をしているうちほとんどがパソコン音痴?だと気づきました。私の年代もパソコンは独学で慣れには個人差があります。

 昔、通信技術に詳しい人と携帯事業をNTTに持ちかけ、けんもほろろに断られたことがありました。携帯電話事業が始まるとすぐ契約し、買換えながらガラケを使ってきたのですが、メモリーが満杯になりやむを得ずスマホに乗り換えました。便利だけど機能をフルに使うと、結果は時間がいくらあっても足りません。ポケモンGOなど時間の無駄!

 それでも娘の友人からスマホを使う最高齢者などとからかわれています。歳とともに技術革新について行けなくなるのは、歴史的に繰り返されています。私が入社した年に真空管式の大型コンピューターが導入され、料金計算が機械化されました。昔のやり方を知らぬ新入社員の方が早く慣れて、先輩たちに逆に教えるようなことさえ起こりました。


 昭和45年頃から、機械の制御がデジタル化されると、従来手加減でバルブ操作をしていた工長クラスのベテラン層から、大量のノーローゼ患者が発生しました。花の胚を人工増殖させて大量に観葉植物を栽培する仕事に従事してもらって、デジタルという新技術に対する心理的アレルギーを取ってもらったのを思い出します。習うより慣れよ、ですかねえ。

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