2015年9月1日火曜日

ブログを開設します。よろしく。

学長のブログ始めます

 大阪自由大学の「学長のブログ」を始めます。気楽なひとりごとにお付き合いください。
 まず、自己紹介から。1935年(昭和10年)鳥取市生まれ、京都大学法学部卒、大阪ガス入社、定年1年前に神戸大学経営学部教授に転身、4年後の国家公務員定年1年前に芦屋大学教授、学長を経験、学園理事として2015年4月末まで勤務。目下幾つかのボランティア活動をしています。

 ですから、今様の言い方をすると「アラサン(アラウンド傘寿)」です。いい加減古い(笑)。サラリーマン生活を34年余過ごし、普通ならここで定年引退するところ、さらに20年余きちんと働いてきたのですから、同級生には変わり者扱いされているみたです。

 私自身は、普通にサラリーマン生活をしてきたつもりですが、これも同僚に言わせると、まともなサラリーマンではなかったという評価が少なくありません。今考えてみると、たしかにサラリーマンとしては「はみ出し者」であったかもしれません。

 用地関係の仕事でヤクザに脅されたり、新規事業開発で「扇町ミュージアムスクエア」をつくったり、中国の改革派を助けて新疆ウイグル自治区の近代化構想作成に関与して、危うく天安門事件にまきこまれかけたり、環境問題で人類は滅亡する危険があると東京や大阪で裁判劇を公演したり、確かにはみ出し者的ではありました。

 まあ、そういう話はおいおいお話しするとして、80歳になろうとしている今、私はいったい何に関心を持っているのでしょうか?先日私が理事長をしている子ども園の研修があり、ここで面白い手法に出会いました。「自分が大切に思っていることを5つ書き出しなさい」というのです。

 家族、友人、仕事、大阪、鳥取。私の5つです。リーダーとジャンケンして、負けかアイコになったら、1つ削れというのです。3勝1敗1分けで、大阪と鳥取が消えました。研修リーダーは5つの項目を皆に披露して、そのうち二つが削られた感想を話して下さいと言いました。この大阪と鳥取は、勤務先、暮らしてきたところとして、住みやすい魅力的なところにするにはどうしたらよいか、考え行動したいという意味なのです。

 ところがこの二つが消えたら、意外にも「気が楽になりました!」 
 私にとっても正直に言って意外なことでした。周りの人に私と言う人間が何を考え、何を大切に思っているのかを知ってもらうとのが目的の手法ですが、自分自身を見つめなおすのにも、面白いやり方だと思いました。人によっては、子ども、両親、主人、健康、おかねという人もいました。ああ、旦那より子どもが大事なのだと思わずご本人の意図とは違うことに関心が行ったりして、なかなか面白い手法でした。

 なくなれば気が楽になる(程度の?)問題ですが、大阪自由大学の活動はまさしく私の大事な課題です。これから気が重くなるのではなく、楽しみで、大事な場に育てて行けるように出来たらいいなと思っています。

 近く学長サロンを開きたいなと思っています。権威者が高みから語るのでなく、集まった人たちと「日常的な生活文化」のありようを皆で話し合い、理解を深める「場」ができたら良いなあと考えています。皮切りは「座ってオシッコしていますか?」を考えています。変わりつつある生活スタイル、価値観を話し合えたらいいなあと思っているのです。

 皆さんも大切なことを5つ書き出して、1つずつ消してみてください。

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